カテゴリー : フォトログ

フォトログ更新一時停止のお知らせ

業務多忙につき、現在フォトログの更新を一時停止しております。
楽しみにしていただいていた方々には誠に申し訳ありません。
 
その代わり、塾生たちの有志が
『ailicデジタル写真塾 塾生コミュニティ』
というFacebookサイトを立ち上げてくれていますので、宜しければそちらをお楽しみいただければ幸いです。

撮影会 in 兵庫県朝来市・竹田城趾

いやはや…
またまたフォトログ更新が滞ってしまっておりました。
楽しみにして下さっていた生徒の皆さん、本当に申し訳ありません……m(__)m
 
空中庭園とハーベストの丘、なんと続けて2回も撮影会録が抜けてしまっていたので、さすがにこれはイカンと思い立ち、今回こそはキチンと記事にしようと決意した次第であります。
 
今回は久しぶりの遠出でしたのでたくさんの方にご参加いただければ良かったのですが、なんと今回の参加者は私とI地さんとY崎さんの3人だけ……少ない(T-T)
とはいえ、この写真塾は様々なご事情のある中で通い続けておられる生徒さんが多いので無理は言えないんですけどね。。。
 
 
 
…といった感じで今回は、兵庫県朝来市にある【竹田城趾】(竹田城跡)に行ってきました!
竹田城は日本屈指の山城遺跡で非常に長い歴史を持ち、築城された時期や経緯については謎が多いものの、少なくとも室町時代以前だろうと言われています。
また天守は失われているものの、石垣は築城当時の姿をほぼそのまま現代にまで伝えており、朝靄に浮かぶその幻想的な姿を評して、【天空の城】また【日本のマチュピチュ】とも呼ばれています。
 
因みにここは今回の撮影会の計画時点では“知る人ぞ知る”結構マイナーな場所だったのですが、なぜかあり得ないタイミングでちょうどこの撮影会の数日前に全国区のニュース番組の特集やバラエティー番組などで紹介されてしまったようで、当日は想像以上の人出の多さで、大阪からI地さんの愛車で走ること約3時間、ようやく現地に到着したと思いきや駐車場が満車でさらに30分ほど並ぶ羽目になりました。
でも、私たちが着いた直後にはドンドン行列が伸びていたので、まだ運が良かったのかもしれませんね。。。
それにここは無料駐車場なのに駐車場案内員がキチンと各所に配置されており、しかも皆さんテキパキ仕事をしておられたところが大変好印象でした。
こういう部分は何気に観光地としての評価を大きく左右しますよね……重要です!!
 
 
さて、前置きが長くなってしまいました。
ではまず初めの写真をば。。。
 
 

これは駐車場から山道に入るところにある門です。
これをくぐって20分ほど坂道を歩くと……
 
 

 
竹田城 三の丸に到着します。
同じ山城だった安土城に比肩するほどの広大な敷地を有する竹田城ですが、この三の丸は敷地の北東側に位置しています。
 
因みに竹田城への登上ルートは数パターンあって、もちろん本丸側からも登ることができるのですが、一番なだらかで登りやすいのはこちらのルートですね。 途中からかなり坂がきつくなりますが、三の丸に入る直前まではちゃんと舗装路になっているので安心です。
でも、杖を突いたお年寄りやヒールの高いサンダルを履いたお姉さんが結構普通に登っておられたのにはちょっとビックリしましたが。。。
 
 

 
で、、、これが三の丸の名所、【北千畳】です。
ちょっとこの写真はイマイチですが、“千畳”の名にふさわしく、広い芝生がとても開放的で素晴らしい場所です。
所々桜の古木が植わっていて雰囲気がありますね。。。
きっと春には一層素晴らしい景色が楽しめるんでしょうね。
のんびりと絵を描いておられる方もいらっしゃいました。
 
 
 
そして……
 
 

これが北千畳の南西側からの景色です。
まさに絶景、絶景!!
 
 

 
崖のすぐ際に設置してあるベンチが面白いですね♪
一見、ここの景色には似つかわしくないようなベンチですが、よく見ると結構味わいがあります。
場所が場所なので当然ですが、風雨や雪などに耐え続けた傷跡が刻まれていて、なぜか荒城の雰囲気にマッチしていました。
 
 
では次。
 
 

 
毎度おなじみ、I地さんの背中です(笑)
今回は遠路の運転をありがとうございますm(__)m
 
 

 
で、こちらはY崎さん。
片膝を突いての縦位置ホールディングが決まってますね♪
脇の締まりもgoodです!
 
 

 
こちらが北千畳の北端から望める播但道に掛かる現代的な橋脚。
なかなかに素晴らしい機能的造形美ですね!
橋マニアの人たちが喜びそうです♪
 
 

 
ワイドビューだとこんな感じです。
S字に流れる円山川も美しい。。。
 
 

 
近くに栗の木を発見しました。
まだまだ実は青いですが、木から落ちる前にこうしてはじけているものもありました。
初秋の風物詩ですね♪
 
 

 
こちらは【アキアカネ】。
いわゆる“赤とんぼ”ですね♪
マクロレンズで撮ればもうちょっとマシな写真になったんでしょうが、レンズ交換が面倒だったのでそのままズームレンズで撮ってしまいました。
まぁ今日はムシを撮りに来た訳ではないのでこんなもんでヨシとしましょう。
 
因みに……
アキアカネは夏の間だけ避暑のためにこうした涼しい高地へ上って来るという面白い習性があります。
なので、真夏に平地で見かける赤とんぼの多くは、実は【ナツアカネ】という種類なんですね。
どちらの種も秋が深まって成熟した個体になるまでは全体的に黄色っぽいのですが、ナツアカネが成長すると全身真っ赤になるのに対して、アキアカネは同様に赤く変化するものの腹部や頭部に黄色味を帯びた茶褐色が残るので、少しだけ見分けやすくなります。
 
 

 
ちょっと面白いこの写真、これはお二人が桜の木に巣を張っている大きな【ジョロウグモ】を撮っておられるシーンなんです。
毒々しい感じで苦手な方もおられるでしょうから、クモの写真は敢えて載せないでおきますね(^^)
 
実はこのジョロウグモにも面白い習性があって、葉っぱなどを巣に引っ掛けてイタズラすると、ちゃんとすぐに解きほぐして下に落とすんです。(穴があいてしまっていたら、そこもちゃんと補修します)
そのまま放っておいて葉っぱが宙に浮かんだように見えたままだと、他のムシが警戒して巣に寄って来ないからなんですね。
でも不思議なことに、この補修作業はそれぞれのジョロウグモによって素早さが違っていて面白いんです。 この差はスキルの問題なのか、それとも性格の問題なのか、それはクモに聞いてみないとわかりませんね(笑)
因みに今回のクモは、かなりの“おっとりさん”でした。。。
 
 
 
……で、そんなこんなで楽しく歩いているうちに、、、
 
 

 
ようやく本丸の上部までやってきました。
そしていよいよこの梯子の上が竹田城の最上部、天守台跡です。
 

 
結構しっかりした造りの梯子なので安心です。
恰幅の良いI地さんでもラクラク(^^)
 
 
……で、ここからの眺めが、、、
 
 

 
空が近い!!!!
…って叫びたいところですが、実はここ、標高350mくらいしかないんですよね……(-_-;)
でも不思議なことに全然そんな雰囲気ではないんです。
きっと雲が低いのでそういった錯覚が起きているんでしょうねぇ……絶景かな、絶景かな♪
 
 

 
最高地点を表示する【三角点】の柱石が設置してありました。
でもそれよりも、ここに天守があったことをうかがわせる土台の隅石が地面の各所に埋まっていたのが私には印象的でした。
 
 

 
はるか下に望む城下町にJR播但線が通っています。
でも線路は単線で車両も1両のみ。
こんな感じで望遠レンズで捉えると、まるでミニチュア写真のような雰囲気になりますね。。。
最近はトイフォト風に画像編集してくれるプラグインなどが人気ですが、ごく普通のズームレンズしかなくても、ちょっと光学的要素を考慮しながら構図を工夫するだけでこんな雰囲気に撮ることができます。
 
 
 
 
ではそろそろ下りていくことにしましょう。。。
 
 

 
ここからの眺めも良いですね♪ 秋らしい青空が美しいです。
因みにこの写真はPLフィルターも使っていませんし、画像処理でブルーを上げたりもしていません。
それでも、こうしてちゃんと露出をキッチリ合わせられれば、こんなにも鮮やかなブルーを得ることができます。
 
因みに…
ラティチュード(※適正露出範囲のことです)の狭いリバーサルフィルムを日常的に使っておられたような方であればこうしたテクニックは自然と身に付いているものなんですが、ちょっと意外に思えるかもしれませんが、デジタルカメラの撮像センサーも実はリバーサルフィルムと同じくらいラティチュードは狭いんですよね。
今のデジカメはISO感度の調整幅が非常に広いので、ついラチチュードも広いものと勘違いされてしまいがちですが、実は全くそうではないんですね。。。
ただ露出計の測光センサーの性能と制御方法が以前よりも格段に進歩しているので、撮像センサーのラティチュードの狭さをそちらの精度で補うことができている、ということなんです。
なので、露出オートで撮る時の測光モードの選択の重要性は、以前にも増して高まっているともいえますね。
 
皆さんもたまにはこうした点を念頭に置きつつ撮影してみられることをお勧めします。 テクニックの向上にも繋がりますしね♪
 
 
 

 
それにしても素晴らしいアーチですね……先人たちの偉大な知恵と技が見て取れます。
今から40年前におこなわれた石垣補修工事でも全体の8分の1にも満たない規模の補修しか必要なかったそうで、築城当初の貴重な姿をそのまま現代にまで伝えているという点は本当に評価に値しますね!
天守閣が燃えてしまったからといって鉄筋コンクリートで何もかも作り直してしまったどこかのお城とは大違いです…(-_-;)
 
 

 
こうしてここから見上げると、ホントにマチュピチュっぽいですねぇ。
秋晴れも良いですが、今度はぜひ雲や霧に隠れた姿を見てみたいものです!
 


 
もしかするとこれが、今回私が撮った写真の中では一番のお気に入りかも……です。
左右の石垣の明暗差、それに左からの影の入り方が良いですね。
空の雰囲気も爽やかな感じでなかなか私好みです♪
モノクロにしてみても結構イイかもなぁ……(^^)
 
 

 
お二人の影もだいぶ伸びてきましたね。。。
雲も東の方角へ流れていきました。
 
名残惜しいですが、そろそろ帰途につかなければなりません。
お二人は良い写真撮れましたか???
 
 

 
さて、、、
ラストは遠景でそれっぽく締めたいと思います(笑)
皆さん、今回の記事はご満足いただけましたでしょうか……
久しぶりの更新で気合が入ってしまったのか、やたらと長い記事になってしまいましたが、楽しんで最後までお読みいただけたようなら幸いです(^^)
 
 
それにしても竹田城趾は噂に違わぬ本当に素晴らしい場所でした。。。
撮影会という機会を通じて今回こうしてここを訪れることができて本当に良かったです。
もう少し秋が深まった頃の夜明けすぐの時間帯だと、眼下には雲海が果てしなく広がり、まるでこの場所だけが雲に浮かんだようになるそうなので、ぜひまた機会を見つけて訪れてみたいですね。
 
 
こうして考えると、まだまだ日本には素晴らしい場所がたくさんあるはずですよね。
近畿圏内だけでも相当ありそうですもんねぇ……
また皆さんも撮影会で訪れたい場所があればぜひ積極的にリクエストして下さいね♪
 
それでは今回はこのへんで。。。
 

和泉リサイクル環境公園で課外授業♪

 
この日6月23日は木昼クラスの授業でしたが、ちょうど梅雨の晴れ間の好天だったので、部屋の中で講義しているだけではもったいない!ということで、急遽、みんなで和泉リサイクル環境公園(通称:リサイクル公園)にやって来ました。
 
さすがにムシ暑かったですが、この公園は入場無料ということもあり、予想どおり大勢の方たちがお散歩に来られていました。
 
 
でも、この日はかなりの強風が吹いていたせいで、体感的には汗が乾いて楽なものの、花を撮るには難しいコンディションでした。
どうせ止めて写せない時にはスローシャッターで遊んでみるのもイイですね♪
ラベンダー畑を撮ってみました。
 

 
NDフィルターを持って来なかったのでちょっとアレですが、風に揺れる雰囲気は伝わると思います。
因みにこれは、絞りをF32まで絞り、ISO感度も50まで減感しています。
それでも1/6秒がやっとこさなんですよね……明るすぎです(-_-;)
 
 
そんなこんなで、、、
今日は花撮りにはちょっとイマイチということが解ったので、せっかく今回は“ムシ大好き”O野さんがご一緒ということもあり、私も『ムシ』を探してマクロ撮影してみることにしました。
実はワタシも、O野さんに負けず劣らず(?)ムシは子供の頃から大好きなんです♪
 
 
では、まずこちらから。
 

 
これはムギワラトンボですね。
でも実はこの『ムギワラトンボ』というのは通称で、正式な和名は『シオカラトンボ』なんです。
いわゆる青い色のシオカラトンボが『オス』で、こちらの黄色っぽいのが『メス』なんですが、メスのほうは麦藁帽子みたいな色をしているため、自然な流れでそう呼ばれるようになったんだとか。。。
 
 
では、せっかくなので、もうちょっとだけ近づいてみましょう♪
 

 
うーむ……
さすがにこのくらいまで寄ると、複眼の光彩までよく見えますね。
でも、写真としての『風情』という意味ではイマイチな感じです。
 
そう考えると……
 

 
こんな感じのほうがイイですね(^^)
 
 
 
さて、、、
では他にもいろんなムシを発見したので、ちょっとだけご紹介したいと思います。
 

 
ダルマガエルですね。
言わずもがな、ではありますが、カエルは『昆虫』ではなく『両生類』ですので、念の為お間違いなきよう。
でも、私はカエルのことはイマイチよく解りません。
カエルは亜種が非常に多く存在しますし、近似種での自然交配も起こるので見分けも付きにくく、実際、専門家の中でも種別については意見が割れることがしばしばなんですね……
でもまぁ結局、カエル自身にとっては、そんなことはどうだっていいんでしょうけど。。。
 
 
では次。
 

 
これはナガメの幼虫です。
最初これを見つけた時、カメムシであることはすぐに判ったものの、何という名前なのかが判らなかったため、家に帰って調べてからようやく判明しました。
でも、ナガメは、成虫・幼虫共にアブラナ科の害虫として農家の方たちにとってはお馴染みなんだとか……
世の中まだまだ知らないことだらけ、ワタシも毎日毎日が勉強です!
 
 
ではまたまた次へ。
 

 
これはご存じの方も多いはず、トノサマバッタですね。
群生するタイプのものは非常に気が荒く、攻撃的であることでも知られています。
単独のタイプでも警戒心が強いので、捕まえることなく自然な姿を写真にすることはなかなか難しいです。
実際この時も、この写真を撮った瞬間、凄いスピードで飛んで逃げていってしまいました。
 
そうそう、トノサマバッタもそうですが、バッタやイナゴの多くは、ピョンピョン跳ぶよりも翼を羽ばたかせて飛ぶほうが得意なものが多いんですよね。
有名どころではサバクトビバッタというのがいますが、この種類は一日あたりの平均飛行距離が200kmを超える場合があります。
しかも畑の穀物を食い荒らしながらの移動距離ですからね……ホント凄まじいです(*o*)
 
 
さてさてお次は……
 

 
ハナグモです。
体長は約6mmといったところでしょうか……ラベンダーの茎を行き来して獲物を狙っていました。
 
実はクモのこともワタシはあまりよく知りません。
代表的なものならばともかく、細かいものになってくると全然ダメです。
クモは非常に種類が多い上に、辛うじて名前だけは付いてはいるものの専門家でも生態がよく解っていない、というような種が多いので、ワタクシ如きが解るはずもないのです。。。
でも、このハナグモと姿形はソックリで 色だけが全身真っ白なアズチグモという綺麗なクモがいるのですが、数年前にとある場所でそのクモを見つけた時のことを思い出しました。
ぜひまた見つけてみたいものです(^^)
 
 
 
さて…
ムシばかり続くのもアレですので、合間にちょっと見つけた四つ葉のクローバーをば。。。
 

 
ま、生えているものをそのまま撮っただけなので写真の完成度は×ですが、この場合は雰囲気だけでも伝わればヨシです(^^)
 
四つ葉も綺麗な葉のものを見つけようとすると結構苦労しますが、フォルムにこだわらなければ割と簡単に見つけられるんですよ♪
四つ葉は株単位で固まりやすいので、しゃがんだりせずに立ったままの目線でクローバーの株ごとに全体像をゆっくりと眺めるのがコツです。
そうすれば、他とは違ったフォルムで主張してくる四つ葉の存在にきっと気付くはずですよ!
でも、四つ葉の無い株を いくらじっくりと探したとしても、なかなか見つかるものではないんですよね。。。
 
「四つ葉見つけるの苦手やー(ToT)」……と仰る方も多いですが、ワタシの場合は血筋(?)なのか、親兄弟も含めた家族共々みんな得意で簡単に四つ葉を見つけてしまうので、友人からはいつも驚かれます。
 
ま、もし苦手な方は、上に書いたコツを今度ぜひ試してみて下さいね♪
 
 
 
……というわけで、今回の記事はこのくらいにしたいと思います。
また次回の記事もお楽しみに(^^)