授業に撮影画像をご持参いただく際のお願い

 
授業の際に皆さんにお持ちいただいた画像の確認のために使用しているiPadで、なぜかメディアの読み込み不良を起こしてしまうケースがこれまで何度かあったことと思います。
原因は一体何なのか……iPadのソフトウェアバグなのか、iPad Camera Connection Kit (iPadにメディアを読み込ませる際に使用するアダプター)の故障なのか、あるいはメディアとの相性問題なのか……
散々悩んで検証を繰り返したところ、ようやくこの程、それらしき原因が判明致しましたのでお伝え致します。
 
 
結論から申し上げますと、、、
どうやら 読み込ませるメディアのトップ階層に 『DCIM』 フォルダが無い場合には、必ず読み込み不良を起こしてしまう、ということのようなのです!!
 

 
このDCIMフォルダ、これはデジカメで使用するCFやSDHCのようなメディアであればほぼ間違いなくトップ階層にキチンと存在する(デジカメへの初回挿入時に自動生成される)ので問題は起こらないのですが、普段PCで使用するUSBメモリ等のトップ階層には通常存在しないので注意が必要です。
 
それで今後、撮影画像を授業にお持ちいただく際には必ず、まずメディアのトップ階層にDCIMフォルダがあるかどうかを確認し、(もし無い場合はDCIMフォルダを生成してから)そのフォルダ内に画像を保存するようになさってください。
尚、その際、ファイル名はできる限り『半角英数』で付けるようにしてください。全角文字ですと、場合によってはファイル名が文字化けしてしまうこともあるようです。
あと、USBメモリの種類によってはファイル暗号化ソフトがインストールされているものがありますが、モノによっては読み込み不能となる可能性がありますので、できればこれも避けていただければと思います。
ご協力、宜しくお願い致します。
 
 
 
さて、長々と書いてしまいましたが…
因みに、上記のような問題点については、iPadの取説にも、iPad Camera Cnnection Kit の取説にも、一切説明表記はありませんでした。
最近は私のようにiPadをフォトストレージとして使用している方も結構多くいらっしゃるようですが、同様のトラブルで悩んでおられる方も少なくないのではないかと思います。
この記事が当写真塾に通われている皆さんだけにとどまらず、同じ悩みを抱える他の方々の解決にも繋がれば良いのですが…
それにしてもAppleはどうしてこのことについて記載していないのでしょうねぇ。。。
 
 
 
【追記】
私自身が所持しているUSBメモリ、CF、SDHC、MicroSDHC、SD、MicroSDで検証してみましたが、トップ階層にDCIMフォルダを生成したものについては全て読み込みOKでした。
尚、USB-HDDでは消費電力が大き過ぎるとの警告表示が出て最初は読み込みできませんでしたが、バスパワーではなくACアダプタでの電力供給に切り替えたところ問題なく読み込みできました。
参考になれば幸いです。

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