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撮影会 in 奈良・黒滝村の星空 (2011年・春)

先週の土曜日は、晩から翌日の朝にかけて、皆さんと一緒に奈良県の黒滝村へ星空の撮影に行ってまいりました。
 
奈良県で星空の綺麗な場所といえば大塔村天川村が有名ですが、ここ黒滝村も負けず劣らず美しい星空が楽しめます。
特に今回のようなグループでの撮影会ともなれば、ただ星が見えれば良いというわけではなくなりますので、そういった意味でも個人的にここは本当に良い場所だと感じます。
当日の天気は下り坂の予報だったのでかなり危惧していたのですが、現地に着いて車を降りて空を見上げた瞬間、私を含め皆さん全員が思わず感嘆の声を上げるほどの美しい星空を見ることができました。
 
では、まずはこちらの写真をどうぞ。。。
 
春のさそり座
 
さそり座です。
こうして見ると、本当にさそりの形に見えますね!
昔の人がこれを『さそり座』と命名したのもうなずけます。
(こちらの画像はWEB用にリサイズしていますので、ちょっと△ですが……)
でも大阪からだと見える星の数自体が非常に少ないので、こんなにもハッキリと星座が区別できるだけでも素直に感動してしまいますね。
星空の臨場感を写真で伝えるのは困難ですが、実際に肉眼でこの星空を見ると、本当に本当に、素晴らしいの一言です!!
 
私は天体撮影に関しては専門外ですが、この分野の魅力については今回改めて感じ入るものがありました。
赤道儀や冷却CMOS仕様のカメラなどの専門機材も所持していませんが、いつか余裕ができればしっかりと腰を据えて取り組んでみたい分野です。
なにしろ天文学の様々な知識が絡んできますからね……本当に奥が深そうです。
 
 
では次です。
 
春の北斗七星
 
南斗……ではなく南都銀行の上に北斗七星が輝いていたので、思わず撮ってしまいました(笑)
 
この写真では明るく写っていますが、実際は目を凝らしながらゆっくり歩かないとつまづいてしまうほどの暗がりです。
手前に見える三角屋根の建物の前に自販機があるので、そこの僅かな明かりが看板に反射しているんですね。
 
 
 
この頃からちょっと雲が多くなってきました。
月も出てきたので星が見えにくい!!
 
……ということで、今日の記念に集合写真を撮ることにしました。
 
黒滝村・集合写真01
 
ものすごく暗い場所なので、超スローシンクロで撮影しています。
ストロボ発光は一瞬ですが、シャッター幕が上がるまでそのまま15秒もの時間、みんなじっと身動きひとつせず止まったままです。
何回か挑戦して一番出来の良かったのがこの写真です。
 
向かって左、手を上げてポージングしておられるのがK嶋さん。今回念願かなって撮影会初参加となりましたが、その嬉しさが滲み出ていますね♪
 
あとよく見ると、Y崎さんの顔のあたりに後ろの建物内の光が回り込んできているのが判ると思います。
これがいわゆる『回折現象』ってヤツですね。
これを完全に排除するのは困難なので、場所を変えてもう一枚撮ることにしました。
 
それがコレです↓↓↓
 
黒滝村・集合写真02
 
月明かりと水銀灯の輝線スペクトルを一緒に写してみました。
この頃にはもうかなり雲が濃くなってきてしまったので月の姿はイマイチですが、その分、雲の質感がうまく出ていてイイ感じに写ったように思います。
 
因みに、一緒に写っている天体望遠鏡は、Y崎さんがご持参くださったものです。
みんなで土星の輪っかを見たり、月のクレーターを見たり、しばらく写真そっちのけで楽しませていただきました(^^)
 
それにしても……
I地さんは先程とまったく同じ格好で写っておられますねぇ…(笑)
そしてK嶋さんはさらにもう一本手が上がりました!(笑)
あとこれは今回初めて判明したのですが、I原さんがいつも同じ黄色の上着なのは、「自分が写真に写る時は絶対コレ!」と決めておられるからなんだそうです…(´∀`)ゞ
 
こうして見ると、集合写真一つでも、その人それぞれの性格やキャラクターが滲み出ていてとても面白いですね。。。
 
 
 
そんなこんなで今回の撮影会も無事に終わり、夜明けと共に大阪へ帰ってまいりました。
皆さん、初の徹夜撮影、どうもお疲れさまでしたm(__)m
 
それではまた次回の撮影会もおぜひ楽しみに!!
 

撮影会 in 京都・るり渓 (2011年・春)

いやはや、大変ご無沙汰の更新になってしまいました。
皆さんと一緒に何度か撮影会にも行ったのですが、なんかずっとバタバタしていてアップできず、本当に申し訳ありません。
しかしその間、地震や津波といった大変ショッキングな出来事もありましたね……
とてもつらく悲しいですが、だからこそ今こうして生きていられることを本当に感謝したいです。
 
 
 
 
さて…
4/16は撮影会で皆さんと一緒に京都の『るり渓』に出かけました。
京都とはいっても、大阪の能勢の少し奥のほうなので、それほど遠くはないですね。。。
でも私自身、ここはこれまで一度も訪れたことがなかったので、今回は良い機会だったと思います。
新緑を期待していたのですが、今年は暖かくなるのが例年になく遅れているようで、強風のせいもあり、まるで冬のように寒い一日となりました。
(まぁそれでも真冬の金剛山に行ったときに比べると全然平気でしたが…)
 
私はいつも撮影会の時には自分ではあまり写真を撮らないのですが、今回はちょっと趣向を変えて、皆さんの熱心な姿をスナップで押さえてみることにしました。
それでは、どうぞご覧下さい♪
 
   ↓  ↓  ↓
 
 
デジタル写真塾:受講生のスナップ写真01
まずは、そろそろ2年生になられようとしているI地さん。
ホント、早いものです。。。
しかし、「背中で語る」とはまさにこのことでしょうねぇ……存在感があります。
集中力が滲み出ている後姿、NICEです!!
 
 
デジタル写真塾:受講生のスナップ写真02
こちらは前回の雪男の記事ですっかり有名(?)になられたI原さん。
いつも真摯に写真に取り組んでおられる姿は、皆さんにとって良いお手本ですね。
ぜひこれからも皆さんに刺激を与える存在であり続けて下さいね!
 
 
デジタル写真塾:受講生のスナップ写真03
若手の成長株、H島さんです。
お会いする度に何か新しい機材が増えているので、いつも楽しませていただいています。
それにつれて最近写真の表現の幅も広くなられた気がしますね♪
この写真は、敢えて顔が見えないミステリアスな感じで撮ってみたのですがいかがでしょうか。。。
 
 
デジタル写真塾:受講生のスナップ写真04
今回、紅一点でご参加いただいたK上さん。
当写真塾随一とも評される健脚ぶりを、今回の撮影会でも如何なく発揮して下さいました。
被写体に向かう熱意がこちらにもヒシヒシと伝わってきますね!
 
 
デジタル写真塾:受講生のスナップ写真05
そして新入生で今回が撮影会初参加のY崎さん。
快くお車まで提供して下さり本当に感謝です。
渓流歩きにカメラ首下げ2台体制で挑まれたチャレンジャーでもあります。
さぞお疲れが出られたのではないでしょうか……
でも、こうした経験がきっと次の機会に生かされると思いますので、次回のご活躍も楽しみにしています(^^)
 
 
 
 
 
ではでは、私が撮った写真をば少々。。。
 
京都・るり渓の滝01
滝です。
小さな滝がたくさん連なっていて、とっても綺麗でした(^^)
これくらいの規模の滝なら、だいたい2秒くらいがちょうど良い感じになるように思えます。
まぁ流量などのコンディションにもよるのでしょうが。。。
 
 
京都・るり渓の滝02
またまた滝です。
ここの滝は先程の滝に比べて流量が多めですので、糸の引き方と滝壺付近の水煙のフワフワ感とのバランスを意識したSSに調整しています。
因みに、どんな写真にも比較的共通して言えることですが、こうしたケースでは必ず複数のF値やSSでブラケティング撮影をするべきですね。
カメラの背面液晶の性能も進化してはいるものの、やはり細かい描写や質感などはあまり正確に把握できないことが多いです。
特に日中の屋外であれば尚更で、適正露出の確認さえもそれほどアテにはなりませんので。。。
 
 
 
京都・るり渓にいたワンコ
渓流の近くの集落で、なぜか一匹だけ放し飼いにされている柴犬の子供がいました。
なかなか可愛らしいワンコだったので撮ってみました。
脚の太さが元気の印ですね♪
 
 
 
 
 
そんなこんなで、最後は石碑の前でみんなで記念写真です。
京都・るり渓 記念写真
皆さん、イイ感じで写っておられますね!
あ、でもK上さんの目だけが……3枚も撮ったのに……本当に申し訳ございません。
集合写真の目つぶりはカメラマンの責任でございます……(ToT)

しかし、、、うーーーむ……
まるで「ここで記念写真を撮って下さい」と言わんばかりの立派な石碑なのに!
それにちゃんと美しい桜も植えられているのに!!
どうしてこんなにも味気ない電柱をわざわざこの場所に立ててしまったんでしょうかね……ホント理解に苦しみます。
(グチっぽくなってしまってスミマセン)
 
でもこの写真もきっと何年か後には、とても懐かしい思い出になっているんでしょうね。。。
気合の入った作品も良いですが、こうして思い出を記録することができるというのも、写真がもつ大きな魅力の一つですよね♪
 
 

さてさて……
今度の撮影会は、5月にみんなで星空を撮りに行きたいと思います。
ぜひお楽しみに!!
(晴れるといいですねー)
 

ミルククラウンの撮影実習をしました!


 
先日はミルククラウンの撮影実習でした。
 
本来、ミルククラウンの撮影というものは、点滴や赤外線センサー、また高精度なシンクロタイマーやストロボなどの装置を組み合わせたやや大掛かりなシステムが必要なのですが、別にそうしたものを使わなくても、ちょっとしたコツさえ分かっていれば誰でも簡単に撮影できるんですよね。
とはいえ、キレイな形のクラウンになるかどうかはほぼ運まかせですし、それをキッチリとタイミング良く押さえられるかどうかも腕が半分、運が半分といった感じですので、皆さんも結構苦労しておられましたね。
 
 
今回はH島さんの撮られた作品が出色の出来でしたので、皆さんを代表してここに掲載させていただこうと思います。
 
 
それがコレです!!
 
 ↓ ↓ ↓
 

 
うーん…
正直言って、私のよりも良く撮れてますねぇ……(^_^;)
反射で映りこんでいるクラウンが非常に良い雰囲気を出していて素晴らしいと思います!!
 
 
で、時間がちょっと余ったので、自販機で 『ココア』『ほっとレモン』 を買ってきて、これでもちゃんとクラウンが撮れるかどうかを試してみることにしました♪
 
 
結果がコレです。。。
 
 ↓ ↓ ↓
 

 〔ココアクラウン〕
 

 〔ほっとレモンクラウン〕
 
 
どちらも買ってきた液体そのままの状態で試したのですが、意外にも結構キレイな形のクラウンが出るものですね。。。
ミルクほどではないにしても、やはり少し粘度があるからでしょうね。
片栗粉を少し混ぜたりして粘度を調節していけば、さらにキレイな形に撮ることも可能だと思います。
また機会があればぜひやってみたいと思います♪
 
 
それでは今回はこのへんで。。。