カテゴリー : フォトログ

撮影会 in 和歌山マリーナシティ(ポルトヨーロッパ)


 
先週の土曜日は、撮影会で和歌山県海南市にある、『和歌山マリーナシティ』方面に行ってきました。
ご参加いただいた皆さん、暑い中どうもお疲れさまでした。
今回は梅雨の真っ只中でしたのでお天気が心配でしたが、雨続きの合間に一日だけ晴れてくれたので本当に良かったです(^^)
 
この一帯には、『ポルトヨーロッパ』というミニテーマパーク(USJを小さくしたようなもの)や、マグロの解体ショーなどが楽しめる『黒潮市場』、そして南国情緒溢れるヨットハーバーやリゾートホテルなどの施設が並んでいます。
この日は晴れの週末だけあって、多くの家族連れで賑わっていました。
 
今回は初めて撮影会に参加された方もいらっしゃいましたので、ポルトヨーロッパの中とヨットハーバーの一部だけを集中的にまわって撮影していただきましたが、皆さん真剣に被写体に向かっておられましたね♪
 
 
 
では、まずはポルトヨーロッパの街並みのスナップ写真をご覧下さい。。。


 

 

 

 
 
 
 
次からは、ヨットハーバーの写真です。
 

 
こうした風景写真で、特に『空』を撮る時、なかなか綺麗な青色が出なくて困る……といった相談をよく受けます。
今回の撮影会でもこの質問が出ましたね。。。
まぁこんな時はC-PLフィルター(円偏光フィルター)を使うのがセオリーではあるのですが、実はカメラ側の設定だけで何とかしてしまえる、ちょっとしたコツがあるんですよね。
因みにこのテクニックは、設定自体は比較的容易なものですが、撮像素子や画像処理エンジンなどといったデジタルならではの特性を生かしたものですので、C-PLフィルターのようなアナログ的原理とは全く別のものです。
このあたりの話については、また次回の講義の際にでも取り上げてみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
さて、最後になりましたが……
今回初めて撮影会にご参加いただいたお二人の姿を見ていただくことに致しましょう♪
 
    
 
どちらも顔が見えなくてちょっとミステリアスな雰囲気ですね……
 
また次回もぜひご参加下さいね p(^^)q
 
 
 
 
P.S.
まだ自分の姿がWEBLOGに掲載されたことがない!という受講生の皆さん……
出場要望(笑)は随時承っておりますので、希望者はぜひHolyまで♪

使い勝手の良い広告写真とは…

ウチはデザイン事務所なので、企業様や店舗様向けのイメージ広告のための商業写真を撮影したり、あるいはそれを含めた広告物を制作したりすることがあるのですが…
今回は、そうしたもの、つまり広告として“使い勝手の良い”写真とはどんなものなのか、そのノウハウの一部をコッソリお教えしたいと思います。
 
 
では、まずはこの写真をご覧下さい。。。
 
   ↓  ↓  ↓
 

〔転用禁止〕

 
 
この写真は先日の撮影会の合間に撮ったものなのですが、、、
 
たとえば、この写真を 『作品』 としての見地だけで見てみると、大した価値はないものかもしれません。
しかし、広告写真としての見地で見た場合には、かなり使い勝手の良い写真だと言えるでしょう。
 
では、なぜそう言えるのか―
幾つかの欠かせないポイントがあるのですが、ここではその一点だけをご紹介したいと思います。
 
 
 
通常、イメージ広告で写真が使われる場合のことを考えてみて下さい。
そのほとんどは、メーカーロゴブランドロゴキャッチコピー商品説明文などが重ねられています。
実際、写真単体だけで何もロゴや文字の入っていない広告など、ほとんど存在しないに等しいでしょう。
想像に難くないと思いますが、背景がやたらとゴチャゴチャしているような写真に、ロゴや文章などを重ねてレイアウトしていこうとすると、見る人にインパクトを与えつつ、しかも判読しやすい広告に仕上げるのは非常に困難を極めるわけです。
そういう写真を、俗に『デザイナー泣かせの写真』と言います。
しかし逆に、この上の写真のように、『背景空間』の部分が大きくてシンプル、しかも色数も少ないということであれば、広告デザイナーにとっては非常に使い勝手が良い写真、となるわけです。
 
それで、こうした規準、つまりその『素材としての扱いやすさ』こそが、広告写真としての価値を決める大きなポイントの一つと言えるんですね。。。
 
 
但し、誤解のないように一応申し上げておきますが…
世の中の全ての広告写真(あるいは商業写真)にこの法則が当てはまるかというと、決してそんなことはありません。
たとえば同じ広告写真の中でも、いわゆる『商品写真』のような類のものは、もっと直接的、中心的、具体的な役割を担っていると言えるでしょう。
それに、ここで取り上げたポイントは、数多くある広告写真におけるノウハウのごく一部に過ぎません。
それでも、ことイメージ広告用途に限って言えば、そこで用いられる写真が果たすべき『役割』は、あくまでも広告主が伝えたいメッセージという主役を引き立てる『脇役』である、という事実に変わりはないのです。
 
 
 
 
このように、写真というものは単に『作品』としての評価だけでは表わせない、異なった価値観が存在します。
当写真塾に通っておられる受講生の中にも、パンフレットやホームページなどをご自分で作ってみたいという方がいらっしゃいますが、そうした時に使いやすい写真は いわゆる“作品然”としたものよりも むしろ“広告写真的”なものの方でしょうから、今回の記事も少し参考にしていただければと思います。
 
 
今後、ご要望があればこうした内容についても特別授業などで少しずつ扱っていこうかな……などと考えております。
また皆さんからのご意見もお待ちしております。

撮影会 in 花の文化園

先週の土曜日は、河内長野市にある『花の文化園』での撮影会でした。
今回はあいにくの雨模様で、参加者も最低決行人数に満たない寂しい状態だったのですが、前々からとても楽しみにしておられたこともあって決行することにしました。
 
途中から雨足が強まってきたのでほぼ全編にわたって温室内での撮影となりましたが、とても楽しそうに撮影されていたので良かったです(^^)
 
 

 
 
さてさて。。。
この日のように厚い雨雲がかかっていますと、シャッタースピードが思うように上がらない問題に加え、発色に悩まされるパターンにも陥りやすいのではないでしょうか。 特に温室内では顕著に影響が出ますよね。
まずシャッタースピードの問題に関してはISO感度を上げることで簡単に対応できますが、発色に関してはAWB(オートホワイトバランス)では厳しい機種が多いです。
こうした時はやはりMWB(マニュアルホワイトバランス)でケルビン値を詳細に設定できる機種が便利ですね。 もちろん、PWB(プリセットホワイトバランス)モードで『グレーカード』を使って設定しても良いのですが、手軽さと素早さではどうしてもMWBに劣ります。
もし今カメラボディの購入を検討中の方がいらっしゃれば、是非こうしたポイントも考慮された上で機種を選ばれると良いと思います。
 
 
 
 
 
★☆★ オマケ ★☆★
 
今回の撮影会に参加された方から感想コメントをいただきましたので掲載させていただきます。
 
 

kaoli’iさん より
今日は雨でしたが、温室で色とりどりの花を撮影できました。
私はマクロレンズを持っていないので、今回は望遠レンズでのテレマクロ的な撮影にチャレンジしました。
構図の決め方や被写体の見つけ方など勉強になりました。
次回は晴れた日にまた行ってみたいです。
 
  >kaoli’iさん
   kaoli’iさんは、花の文化園は今回が初めてだったとの事。
   次回は晴れるといいですね♪
   あ…でもよく見るとこの写真、左手が逆手になってしまっていますね…(^^;)
   一脚使用の時以外、左手はレンズを下から支えるようにして持つのが基本です。
   でも、kaoli’iさんが被写体に向かう真剣さがヒシヒシと伝わってきます。 Nice!
  
 
 

N-motoさん より
良かったです! 楽しかったです!!
今回も勉強になりました!!!
 
  >N-motoさん
   シンプルに凝縮されたコメントをありがとうございます。(笑)
   N-motoさんの熱意と真剣さにはいつも驚かされています。
   今回も蒸し暑い中、一人だけ休憩なしで撮影に打ち込んでおられましたし……スゴイです。
   次回の撮影会でも、そのPowerを皆さんに分けてあげてくださいね♪